GW 2006 で Grid を再認識

まだまだGridビジネスはもりあがらないようで、あと2、3年後などと言っていた。もっとも、Gridって今はGlobus のことじゃないんだ。
最近は、分散コンピューティングの類になんでもGridと名付けているふしがあるようだ。狭義のGridがクラサバだったり、SOAのリソース管理の部分をGridと言ったり、WebサービスをGridと呼んだりしていて、ホモなClusterとヘテロなGridという単純な枠組は通用しない。ふとすると、M$ が今度リリースするWindows Compute Cluster Server 2003 という廉価な64ビット版のOSの宣伝だったりする。CCS を使うと初心者も簡単にクラスタを構成することができるそうだ。クラスタ用OSらしくWindowシステムは無いものと思ったら、ターミナルサービスを売りにしていたのにはがっかりした。破格の値段でと言うが、ノード単価が数万円は商用の負荷分散システムとしては普通で、しかも、Windowsらしく計算ノードでは最初から280MBのメモリーをOSが食っている。Windowsユーザにとって、今時そのくらいのことは大したことではないのだろう。
オープンソースを志す自分は、CONDORというスケジューラの使い方を勉強したいと思う。といいつつも今はPBSProのお世話になっている。